味覚のお話し。美味しいとは？を問いただしていたら、こだわりコーヒーが出来上がりました。
いよいよコラボブレンドが出来上がりました！！
湊川のこだわりロースター・カフェのCOZY COFFEEさんとレコルトが
オリジナルブレンドを作りました。
要は・・・
コーヒー好きのレコルト松尾がワガママ言って、癖を見抜いてもらって、理論化して、
ただただ自分の好きなコーヒーを作ってもらった。というものです（笑）
コーヒー好きな人。
ただ飲むことが好きな人。
詳しく深掘りしたい人。
安心できる豆しか飲まない人。
好きだけど何が良いかわからない人。
みんなに伝えたい。欲張りな思いの私です。
レコルトのパンを知ってくださっている方には伝わると思います。
僕にとって、お客様がレコルトに来て、「何がおすすめですか？」と聞かれることが一番難しい質問なんです。
もちろん聞いてくださいよ！
複雑なんです。それぞれに想いがあって、こだわりがあって、そしてどんな人にも「美味しい！」と笑顔になってもらいたい。喜んでもらいたい。
と思うと、これだけの種類になるわけです。
きっとコーヒーも同じです。
いろんな産地があって、製法があって、焙煎方法があって、何と一緒に飲むのか？どこで飲むのか？HOTかCOLDか。
無限にある中で、それぞれの人が「美味しい」そう思ってもらいたくて、ご用意しているんだと思います。
そんなことを日々考えて仕事していますと。ある「答え」に行きついていて。
今の世の中。もう食べに行ったお店で「まずい！！」って感情はほぼないですよね。
まだ世の中にレシピや製法が行き渡ってる時代でない時は、まだまだ「まずい」お店もあったと思います。
でも、今は「情報」が溢れています。技術も知識もグングン高まっていて。そして食べてくださるお客様の味覚も上昇しています。
よく「お袋の味」とかがあって、自分の成長体験で得た「味覚」にマッチしていることが「美味しい」だった時代から、
今は違っている気がしています。
自分の体験にない味の情報。複雑な味の情報。作り手の思い。そういうことが伝わった時に「美味しい」と感じるような気がします。
もちろん前者は今もあります。ただ、後者も重要な味の伝わり方だと思っています。
これだけ食が広がって、世界の隅々の料理も共有される時代で、成長体験に剃って出来上がった個人の味覚に合わせた「美味しい」を引き出すのは、皆無じゃないかと
思っちゃっています。
それよりは、僕の想いとか、複雑な味の情報を一つの料理やパンなどに詰め込んで、それを惜しみなく、一つでも多くの味の情報をお客様に伝えられた時に、満足していただけるのではないかと思っています。
長くなってしまいました（笑）
そんな私の思いを詰め込んだ「味」を皆さんに感じ取っていただけるように考えたブレンド。
簡単に飲めるようにドリップパックにしてご用意します。
のちに販売も考えておりますが、まず９周年企画の続きです！
皆さんにプレゼントしたいと考えております。
COZY COFFEE✖️recolte
オリジナルドリップパックができました。
僕の「味」についての想いを長々書きました。
この味の複雑性。自分の体験にない味覚も、生まれ育って得た味覚も合わせて
飲んだ時に「美味しい」と、腑に落ちて欲しい。そんな程度の情報を書こうと思います。
だから、頭でっかちになることではありません。皆さんが美味しいに結びつける動機付けができたらいいな〜と思っています。
専門的なことは、僕なんかに聞くことではなく。コーヒーのプロの方に聞いてください！
まずは僕は基本的にコーヒー豆の精製方法は「ナチュラル」が好きなんです。
これは、コーヒー豆を作る時、コーヒーチェリーの実から、果肉を取り除いて「生豆」だけにするのですが、水で洗い流す「ウォッシュド」とは違い、実を天日に干して乾燥させてから実を取り除く方法です。「アンウォッシュド」とも言うそうです。
そうすることで、チェリーの糖分が種子に伝わり、華やかな香りが残ります。複雑な味の情報があります。
コーヒーの面白いところは、甘けりゃいいのでもない。味が複雑だからいい。でもなく、スッキリ。も美味しさの評価です。
ですが、僕はとにかく華やかな香り、そして複雑な情報量の味が大好きです。
ですので、今回はCOZY COFFEEがご用意してくださった、ドミニカのナチュラル精製方法の豆をベースにブレンドを作ることにしました。
COZY COFFEEさんのスタッフは本当に面白いんです。真面目で口数少なそうな２人の男性のスタッフです。
シャッチョさん
と
フクシャッチョさん
のお二人ですが（笑）
いじるとどんどん良さが滲み出てきます。
一見、真っ黒で味わいなんて・・・と思うコーヒーも、蒸らし方、注ぎ方、カップを変えると一気に世界が変わる「こんな表情があったんだ！」そんなコーヒーの良さを知っている方には、よくわかると思いますが（笑）いじればいじるほど良さが出るお二人です（笑）勝手に言っていますが・・・。
最終的にシャッチョさんの作り上げたブレンドと、フクシャッチョさんの作り上げたブレンドの２択を、僕が味わって決める最終段階まで来ました。
誰が作ったか？どう作ったか？は全く伏せたまま。ただ味わって決めました。
どっちが美味しくて、どっちがまずいではないんです。
どっちが今欲しい味か。何を伝えられる味か。ということなんです。
ブレンド１と、ブレンド２は、それぞれドミニカの豆に更に別の豆をブレンドしたんですが、
二つとも、飲んだ瞬間は、ドミニカの華やかな香りと甘みが伝わってきます。その後に１は、ブラジルの豆が効いたんだと思いますが、「苦味」によって、スゥ〜っと味が締められて消えていきます。あんな複雑な味だったのに、見事に綺麗に嫌な雑味もなく消してくれたんです。
もう一回飲みたい。そう思うものでした。苦味の利かせ方が抜群でした。
２は、華やかなドミニカの豆の香りがした後、更に違う華やかさがパァ〜っと広がっていきました。そのまま花火の最後のようにふわ〜っと余韻を残して消えていく。
そんな味わいでした。
これは、ドミニカのナチュラルに、さらに華やかなニカラグアの豆を合わせたようです。
素敵な華やかさでした。飲み終わった時に「あれ？紅茶飲んでたっけ？」と思わすほどでした。
そんな２つの同じようで全く出口の違う味わいのコーヒーでしたが、僕が今、皆さんにお伝えしたい味は・・・
僕の事を知ってもらえたら嬉しい。最初の挨拶として。ただただ華やかで、僕の好きな味を前面に押し出して表現してくれたブレンドを採用しました！！
これを、ドリップパックにして、レコルト９周年企画。お客様プレゼントにしようと思っております。
日曜日と月曜日は定休日ですので、５月５日水曜日からご用意ができると思います。
数がたくさんではありませんので、あのお二人が今、必死に作ってくださっています。
ですので、また恒例の「コラボコーヒー欲しい！」と店頭でおっしゃってくださった方にプレゼントしようと思います。
何日かに分かれますが、先着順でお渡ししますので、どうか勇気を振り絞って（笑）店頭でお申し付けください。
よろしくお願いいたします。
最後まで読んでくださってありがとうございます！！
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